『トロけるさえずり』>第二話「はなれていてもつながって…瞳の記憶」31


真央は立ちあがってカーテンを開ける。
真昼の陽光が二人を照らす。
「まぶしぃ」
「もう、お昼近いんだよね、私、朝ごはん食べてくるの忘れちゃった、道理でお腹すいたと思ったよ」
「そうそう、忘れてた」
真央はクローゼットから何か取り出し萌に手渡した。
デニムのショートパンツである。
「面白いことするから、これ着てみて、萌にも合うはず」
萌は不思議そうに聞いた。
「面白いこと?」
「そう、ただ激しく動くから、萌のミニじゃショーツ見えちゃうでしょ?だから」
「何する気?」

真央は、あの意地悪な笑顔で言った。
「きっと、萌なら気に入ると思うよ」

萌は真央のショートパンツをスカートの下に履いた。
「携帯は前のポケットにでも入れといて」
「わかった」
萌は携帯を右のポケットに入れた。思ったより深く入る。ショートパンツには不似合いな長いポケットだ、と感じた。
「じゃ、行こうか」
真央は先に階段を下りて行った。
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『トロけるさえずり』>第二話「はなれていてもつながって…瞳の記憶」30


萌は身体を硬くした。息が浅くなっている。

ソーセージやペン、野菜や化粧瓶をはさんだことはある、しかし、入れたことは無い。
萌はバージンなのだ。真央は何か入れたのだろうか…。もしかして男の子の"あれ"、画面のあれを入れられたことがあるのだろうか?
知りたかった、どんな感触か、痛い?それとも…。でも、聞けなかった。

しかし、真央から言ってきた。

「おちんちんて、どんななんだろ…」
恥ずかしそうに頬を赤らめて言う。
画像のスライドショーがその画像で止まり終わった。

萌の腕を真央の掌がかすかに触る。じっとり汗をかいていた。
萌の性感帯が反応する。

割れ目から、何か出た。

萌はショーツに広がるのを感じていた。

「中でゴリゴリ擦れるのかな…」
真央は言う。

萌も真央も、視線は画面に釘付けだったが、両脚だけが、時折、モゾモゾとうごめいている。
萌は両足を動かすたびに、ショートパンツの股間の内側で、割れ目の中と外が、ねちゃ、と、ぬるみ動くのが意識された。

「動画もあるんだけど…」
真央は少し恥ずかしげに言った。
「もう、いいょ…」
萌は照れた。

真央は雰囲気を変えるように、笑顔を作ると言った。
「そうだね、外に出ようか、そろそろお腹減ってきたし、何か食べに行こ」

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『トロけるさえずり』>第二話「はなれていてもつながって…瞳の記憶」29

「きっと萌も刺激されてするだろうなって、自慰」
「親友の萌にも、気持ちいいこと教えたかったし、可愛かったし…」

「あれから数えられないほどしたよ、私、今も、してる。ネットには、こんな画像とか動画とか、もっと興奮するもの色々あるし」

萌の見つめるパソコンの画面には、次々と画像が映し出されている。
いきり勃ったペニス、肌の色からアジア系、多分日本人のものであろう。
亀頭を露にし、茎は岩のようにごつごつと血管がはしっているのがわかる。
鈴口からほとばしった男の精が女性の顔にいっぱいかけられている。

萌は股間に蟻が這っているようなくすぐったさを感じ、体育座りの太股をムズムズと動かし閉じた。

次の画像に変わる。
萌は恥ずかしい衝撃を受けた。
萌と同じ無毛の割れ目の穴の部分に、太ぶととした先ほどのおちんちんが、深く突き刺してある。

クリトリスは勃起して完全に顔を覗かせていた。
割れ目の下からは、昨日萌が溢れさせたあのゼリー状の白身が水で溶かれたように垂れていた。

「入ってる…」
萌の生唾を飲む音が聞こえた。

不意に、真央が萌の髪を撫でる。
「萌も何か入れたことある?」
当然のように真央が聞く。

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『トロけるさえずり』>第二話「はなれていてもつながって…瞳の記憶」28


画面にはめいっぱいに拡大された、鮮明な画像が表示された。

「そう、見たことあるでしょ…男の人の…私達にはついて無いもの」

「…いいぇ…」
萌は言い澱んだ。
「嘘はなしね!」
「ぅん…」

「声が小さいなぁ、でも正直でよろしい」

「でも、どうやって?」
「家のネットはアダルト制限かけてないの」
「でも…」
「理由はともかくとして、どぅ?」
真央は萌の耳元で囁く。
「どうって聞かれても…」
「良くても、ハイ良いですって答えられないよね、女の子だし」
「子供の頃貸した『乙女キッズ』憶えてる?」
「うん、あの手紙挟んどいたでしょ、相談のページに」
「…」
「読んだよね、女の子の相談」
「ぅん」
「あれから、何かしたでしょ」
「何、も…」
「嘘はなし!」
「…」
「私は、あの通りにしてみたよ」
「…」
「オナニー、自慰、ひとりエッチ…とも言うね」
「…」
「でも、あれは私の作戦だったの」
「ぇ?」
萌は、怪訝な瞳で真央を見た。

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『トロけるさえずり』>第二話「はなれていてもつながって…瞳の記憶」27



「知って…た、の?」

「えぇ、トイレから出てきたときの態度で、すぐわかった」

「でも、染み出してなかったよね、デニムには」

「うん、ナプキンが助けたんでしょ?」

「そう」

「私のときは、服に染み出た、少しだったけれど…ショートパンツだったから」

「ぇっ!…」

「上着で隠して帰ってきた」

「ばれなかったの?」

「うん…多分、一緒に行った友達は気づかなかったと思う」

「臭いは?」

「コースターに乗ってからすぐ帰ったから良かったんだと思うけど、上着のポケットに、売店で買ったポプリを入れてたから気づかれなかったのかも」

「ばれなくて、良かったね」
萌は、優しく潤んだ瞳で真央をみつめ慰撫した。

「うん…まぁ、そうね…」
真央は、うつむき真剣な表情になった。そして微笑んだ。

「あぁ、そうそう、面白いものがあるんだ」

真央はパソコンのフォルダをいくつか開いた。
かなり深い階層である。
18とだけ名前がつけてあるフォルダをクリックした。

沢山の画像と動画ファイルがある。

「萌の年なら、これは見たことあると思うけど…」

真央のクリックで出てきた画像に、萌は、眼を見張った。

「これっ!」

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